★新型コロナ 制限解除

新型コロナ感染症予防のため、対面での面会を中止させていただいております。
リモート面会を導入しましたので、ご検討ください。詳しくは コチラ

2020年9月12日土曜日

ある日のスマープ 〜ひたむきに重ねる日々〜


みなさんこんにちは。
回生病院では、毎月第2・第4水曜日に、スマープを行っています。
スマープってなんぞや? という方は コチラ


☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆


回生病院では、薬物依存症の方のための外来集団精神療法「スマープ」を行っているのですが、初期のころから通い続けているメンバーの一人が、このたび、60回目の参加となり、記念の表彰状が授与されました。

 

表彰
心理士の池畑さんから表彰状の授与
 

受賞者のAさんは、いつも穏やかで、それでいてみんなを引っ張ってくれる心強い存在です。

 

コロナの関係でスマープが休止した期間を除くと、2回休んだきりで、

とくにH30年12月からは、雨の日も雪の日も、一度も休まずスマープに参加しました。

 

これまで、薬物のある生活が当たり前だったというAさん。

スマープに参加し始めてからの2年半以上、断薬期間を更新しています。

 

それだけ断薬しているAさんですが、

薬物への欲求が高まることは、いまだにあるそうです。

それでも

「やめたばかりの頃に比べたら、ずいぶん減ったよ」

と語ります。

 

薬物の強い使用欲求は、とてもつらいもの。

また、ゼロになることはありません。

 

でも、少しずつ、欲求が高まる頻度や度合いが、少なく小さくなっていくものなんだと、

Aさんの背中に、教えてもらっている気がします。

 

それは、まだ断薬を始めたばかりの人や、

薬物をやめる勇気がない人にとっては、希望の光です。

 

 

心理士の池畑さんは、この日のスマープでメンバーに、

「依存症は、一生付き合っていく病気。

 でも、先の見通しが立たなくて辛いなと思う日があるかもしれない。

 断薬期間はどのくらいでも構わない。

 たまに後ろを振り返って、これだけやめられている、

 と自分を認めてあげてほしい」

と語っていました。

 

Aさん、あなたの後ろには、

薬物から離れた時間が、これだけ積み重なっています。

これからも穏やかに、いっしょに歩いてくださいね。

 

2020年9月1日火曜日

リモート面会をはじめました!

 

ただいま、新型コロナ肺炎感染予防策として、対面での面会を中止しており、

皆さまにはご不便・ご心配をおかけいたしております。。。


そこで、すこしでも、患者さんやご家族のご要望にお応えしたく、

このたび、ビデオ通話によるリモート面会を開始いたしました。


当院のリモート面会は、ご家族の方に当院にお越しいただき、

患者さんのいる病棟と、ご家族のいる面会室とをパソコンでつなぎ、

ビデオ通話機能をもちいて行うものです。


当院にとっては初めての試み。担当者も、知識ゼロからのスタートでした。

病棟とも何度か打ち合わせや聞き取りを重ね、わたわた(汗


最初はテストを兼ね、もうすぐ退院の患者さんと、

患者さんが入所する予定の施設の方に、リモート面会をしていただきました。

 

リモート面会風景
施設の方と。画面越しにはにかむ二人^^

段取りが悪く、準備に手間取ったりして、ご迷惑をおかけしましたが、

面会そのものは、うまくいったので「ホッ」。


ここ数日は、病棟での実際の運用について、試行錯誤し、病棟で説明会を行い、

スタッフ用のマニュアルやご家族向けのご案内チラシ等を作成。

  

案内チラシなど。チラシは受付にお声掛けください。


そしてこのたび、ご家族さまにもご利用いただけるようになりました。

 

本日も、ご家族と患者さんのリモート面会を行いました。

画面越しだと、患者さんは照れてしまうようでしたが、

ご家族からは「顔が見れてよかった^^」とのお声をいただきました。

 

ご家族さまには、当院にお越しいただく必要がございますが、

互いに顔をみながらお話ができますし、コロナ感染の心配もありません。

この機会に、リモート面会をご検討ください(^^)/

 


リモート面会について、詳細は コチラ

  

 

2020年8月7日金曜日

目に口ほどにものを言わせて

 

週末、いつもは明るい母が、電話越しにも落ち込んでいました。

聞くと、病院で、受付の方の声が聞き取れず、悲観的になっていたのでした。


受付にはビニールカーテンがしてあり、その方はマスクをしていました。

母は言葉が聞き取れず、耳を傾けて「はい?」と聞いたそうですが、

3度目もダメだった後、申し訳なくなり適当に答えたとのこと。


「その状況なら、私もたぶん、聞き取れんかったかも。

 マスクって声がこもって聞こえづらいし、母さんの耳のせいじゃないよ」

と慰めたうえで、


「これからはマスクが当たり前の時代になるやろうし、

恥ずかしがらんで「少し大きな声で言ってもらえますか?」って言ってみよ」

と伝えました。


その後、テレビ電話で息子(母にとっての孫)にバトンタッチ、

孫とたわいのない会話を楽しんだことで、母も通常運転にもどったようです。

(お孫ちゃんパワー絶大ね)


コロナで声が届きづらくなっている


コロナの影響で、人との距離を取る必要がでてきました。

場合によっては、ビニールカーテンやフェイスシールド、マスクをして、

声のみならず、表情や口の動きが見えない状況も、多々あると思います。


母は耳の不自由さを嘆いていましたが、もしかすると心の深いところでは、

ビニールカーテンやマスクで人との距離が遠く感じることが増え、

孤独感を覚えていたのかもしれません。



私自身、この数カ月間を振り返ってみると、

患者さんの言葉が聞き取れずに聞き返したことも、

親しい間柄で雑談程度のことなら、なんとなく話を合わせたこともあったような。


こちらが話す場合でも、聞こえづらいと指摘されたこともあれば、

返事がワンテンポずれたり、かみ合わなかったり、

相手の表情が一瞬くもったりとしたことが何度かあり、

気づけたときは、言い直す場面もありましたが…

正直、気づけていなかったときもあったかもしれません。


母の件を通して、

「こちらが思っている以上に、相手に声が届きにくい状況である」

「場合によっては、相手を悲しい気持ちにさせることもある」

ということを、再認識するいい機会になりました。



マスク必須時代のいま、頼るべきは…


私は病院の日常風景を写真に収めたり、話を伺ったりすることで、

患者さんと関わることも多く、もしかしたら患者さんからも

「声が聞こえづらいな」と内心思われているかもしれない。


もちろん、声を張って、ゆっくりいうことは大前提ですが、

もし聞き取れなくても「気軽に聞き返せる」雰囲気づくりも必要ですね。


マスクで顔の7~8割が隠れてしまっているいま、出ている部分…

やはり、目の力に頼るしかないのかなと思います。

いつも以上に、目に笑顔をたたえていくことが大切なのかと。

スマイルマスクの画像


結果、笑いじわが目尻を占領したとしても、それはそれで!

…いや、それは嫌だわ。目元クリームを買おうそうしよう!


コロナの感染者が、日に日に増えてきている今日この頃。

私たちもいささか慣れ、緊急事態宣言中のような、殺伐とした感じは

少なくなってきているかもしれません。

でも、これからは、キープディスタンスが当たり前の世の中になるでしょう。


物理的な距離は致し方ないとしても、心の距離まで遠ざかる必要はないですね。

すこしの思いやりをもちつつ、対話していこうと思った出来事でした。

 

 

2020年7月10日金曜日

課長! お疲れさまでした。〈後編〉

 
6月末で勤務を終えた井上看護課長との日々。
前編は患者さんとのかかわりについてお伝えしました。

後編は、われわれスタッフとのかかわりにスポットをあてます。


スタッフとの日々 =・=・=・=・=・=・=・=・=・= 


いろんな部署で、課長のことを教えて!と聞きに行くと、
7年前 に取材した時と変わらず

「地獄耳!」「小さいのにマイクいらず(声がでかい)」という軽口はもちろん、
「やさしい」「料理上手」「なんでも手作り」「決断が速い」「聖徳太子の耳」
「職員の考えを尊重してくれる」などなど、課長への賛辞が出てくるでてくる。

なかでも
「相談事があると、しっかり話を聞いてくれる懐の深い人」
という意見があり、私も大いに賛同しました。

なぜなら私も、他部署ながら、仕事のこと(から子育ての悩みまで!)を相談し、
鼓舞していただいたひとりだから。
患者さんとの距離感や、感情の押し付けにならないような気配りの仕方など、
ところどころで、教えていただきました。

きっと、他のスタッフも、課長から学んだことは多いはず。



課長のスタッフへの愛は、こんなところにも表れていました。

とある女性スタッフが、患者さんとのレクレーション中に転倒し、
腕を骨折してしまったことがあったのですが、
数日後、その腕には、女性らしい生地であしらえた固定用アームホルダーが。

聞いたところ、課長が作ってくれたのだと。
無機質な黒のホルダーが多い中、腕が痛み気分が落ちがちなスタッフのために、
少しでも気分が明るくなるよう可愛い布で手作りしたとのことでした。


また、コロナでマスク不足が深刻な折には、布マスクを何十枚と制作して配ったり。

私も「子どもちゃんに」とミニマスクをいただきました。
マスクを嫌がる息子も、かわいくて肌触りのいい課長のマスクはOKで、
親としても、ほんとうに助かりました。


課長の布マスク


そんな課長、当院での勤続25年でした。いまの心境は?


やりきった感は、あります。
でも私はスタッフに対して、厳しいときもあった(笑)と思うので、
それぞれの部署が、最後こうして温かく送り出してくれたことに、
びっくりと同時に感謝しています


課長を慕うスタッフが、各所でセレモニーを用意していました。
そのひとつひとつを写真に収めながら、課長がどれだけのスタッフを気にかけ
またスタッフからも信頼されていたかが、分かるようでした。

いつもの現場、病棟
いつもの現場、病棟にて

ロビーにて
患者さんを迎えるロビーにて

作業療法室にて
作業療法室にて。椅子の高さは思いやり^^

感謝の胴上げ
男性陣から、感謝の胴上げ


キープディスタンスで、ぎゅっと集まって撮影できなかったのが心残り。。

「こんだけされたら、逆に泣けないよね」と、マスク越しにも屈託なく笑います。
涙目になっていたスタッフも、つられて笑顔になるほどに。


ああ課長?
残る私たちに、なにかエールをぐだざい(TT)


いままで、去る職員がいると、
その人が、あの部分をフォローしてくれていたんだな、と、 
改めて気づかされることがありました。
 
自分たちが動いているその裏にはまた、 
おなじように、役割をはたしている人がいるんですよね。
 
ひとりではできないのが看護という仕事。
患者さんの闘病生活を円滑に支えるためにも、
フォローしあう気持ちをもって、これからも頑張って!



課長が、安心して第二の人生を満喫できるよう、私たち頑張ります! 

回生での25年間、おつかれさまでした。



2020年7月3日金曜日

課長! お疲れさまでした。〈前編〉

 
当院には、お母さんのように厳しくも温かい看護師がたくさんいますが、
なかでも、「母ちゃんの中の母ちゃん」的存在の看護師がいます。
 
井上看護課長です。
旧・病院ブログでも紹介したことがあるので、2度目のご登場。
 
回生病院に入院経験のある患者さんなら、知らない人はいないはず。
 
 
体はSサイズ、でも存在感はLLLサイズ。


ご覧の通り、小柄ながら、いつでも元気いっぱい。
遠くにいても、どこにいるかすぐに分かるほど、通る声。


そんな課長、7月いっぱいで定年退職となり、6月末が勤務最終日でした。

いやだー! と言いたいのは山々ですがお口チャックで、
課長との日々や感謝の気持ちなど、2回にわけてお伝えしたいと思います。

 
 
患者さんとの日々 =・=・=・=・=・=・=・=・=・= 
 
 


「〇〇さん、ちょっと爪切らせてくれる~?」

そっと寄り添い、患者さんの爪を切りながら、
「体調良くなって、よかったねぇ。ご家族の〇〇さんも、安心しとると思うよ~」
まるで世間話をするように語りかけます。
 
ふだんの課長の声の大きさからすると、静かでしみじみしたトーン。
 
 
ここは、回生病院の閉鎖病棟。課長が働く現場です。
当院に入院後間もない方や、精神状態がまだ十分に整っていない方などが
多くいらっしゃいます。
 
依存症や精神疾患といっても、抱えている問題や辿ってきた道、
こまかな精神症状など、「人によってさまざま」だと知ったという課長。
そんな中でも、共通して ”訪れる瞬間” があるということに気づきました。


入院したての頃、しかめっ面だったり、こわばっていた顔が、 
変わってくる時期がきます。 
 
それを見逃さないようにして、そんな患者さんには、
「いい顔になってきたね~」と声掛けをするようにしてきました。 
 
自分のことを、こうして気にかける人がいる、喜ぶ人がいる、 
ということが、 患者さんの自信にもつながっていくから。
 
反対に、先の見通しがたたず、落ち込んでいる患者さんがいたら、 
「症状が落ち着いて、明るい顔になれる日は、絶対くるからね」 
と伝えるようにしています。


たくさんの患者さんの回復過程を見てきたからこそ、伝えられる言葉です。




そんな課長でも、看護観がゆらぐ時期があったそう。

 
看護師長(課長の前の役職)になってすぐの頃ですね。
患者さんに対して、おごりが出た時期があって。


役職者になってすぐの頃は、決定権ができたことで、
病棟内でルール違反やトラブルを起こしがちな患者さんに対して、
強く対応することも増えていったのだとか。

いまの課長からは考えられませんが、
「自分の発言が、患者さんに影響するということに、気づけていなかった」
といいます。
ターニングポイントは、自身が病気を患い、入院生活を経験してから。

 
患者の立場になってみて、ああ、退院したいなって(笑) 
患者さんの気持ちがよくわかりました。
 
患者さんからも「トップだからって、上から物を言っていいのか」と
苦言を呈されたこともあって、少しずつ、変化していったように思います。


相手の立場を尊重し、上から目線ではなく、説得してわかってもらえるように。
そのような対応を心がけるうちに、患者さんへの接し方も、
現在のような ”対話型” に変わっていきました。

 
そうはいっても、規則違反を繰り返してしまう患者さんがいた場合、
憎まれ役というか、厳しく指導する人間も、やはり必要です。
 
看護師として忘れてはいけないのは、患者さんの立場にたつこと。
注意をしたあと、今度は別の看護師が、フォローをする。
「あの人がああ言ったのは、あなたのことを大切に思っているから」とね。
患者さんに心意が伝わりやすいですし、憎まれ役の立つ瀬もあります。


精神科の場合、自ら希望して入院してくる患者さんばかりではありません。
入院生活を後ろ向きに考えたり、治療に前向きになれない方もいて、
最初は、看護師に対して壁をつくる患者さんも、当然ながらいらっしゃいます。
 
でも「あのときの入院生活は、無駄ではなかったな」
後々、そう振り返ってもらえる日が来れば、よかったなと思うのだそう。
 
たまに、退院した患者さんから近況報告の電話があったり、
外来で「元気にしてます」「あの頃はこうやったですねぇ」などと
世間話する時間がうれしいんだよねと、目を細めて語っていました。
 
  
後編につづく
 

2020年6月23日火曜日

facebook、始めました。

 
みなさんこんにちは。
梅雨の中休み? 日差しが痛い、福岡県宗像市です。
昨日「暑い~、あつい~💦」と言っていたら、
「ママ、暑いばっかり言わんよ」と息子(3才)にさとされました。ハイ…。


実は、回生病院、ひっそりと、Facebook を始めていました。
ということで、ブログでも告知させていただきます!

ブログは読み物中心ですが、
Facebookは、回生病院の日々のあれこれを、写真メインで紹介してます。
ときには、ブログ記事をピックアップすることも。


あんまり暑い暑いと言っていると、皆さまにも呆れられますので、
Facebookから、涼しげな写真を一枚。




フォロー、いいねなど、お待ちしています^^
Facebookページ「医療法人十全会 回生病院」です。


  

2020年6月12日金曜日

スマープ、再開!


みなさんこんにちは。
コロナウイルス感染症予防のため、4月から休止していたスマープ。
6月から再開となりました。

当院のスマープは自助グループ的な意味合いもあるので、
先の見えない自粛期間(しかも不要不急の外出が禁止でしたね)に
参加者のみなさんの、心の状態が気になりました。

休止期間中は、週一度、メンバーへのフォローメールや電話で
「変わりはないですか」と、繋がりを保つようにしてきました。

それでも、やっぱり、顔が見え、いっしょに考えたりできるほうがいい。
スタッフは、スマープの再開を心待ちにしていたのです!
(鼻息荒くてすみません)



この日は、7人のメンバーが参加してくれました^^
お久しぶりの方や、はじめましての方もいて、にぎやかでした。

そんな皆さんをコロナの危険に合わせるわけにはいかないので
換気、適度な距離、消毒などを、徹底しましたよ。

もちろん、患者さんもスタッフもマスク着用です。


いつもの2倍、机を繋げて、3密を避けました
喉を潤す飲み物&マスクでも大丈夫なアメをお供に


スマープに通い始めて10回目となった方に、表彰状を授与。

公認心理師の池畑さんから渡します


「正直、ここまで通うとは思ってなかった~」と、はにかみます。
気づけば、10回。
休止期間もはさみつつ、通い続けてくれて、ありがとう。


さて、この日のテーマは  "強くなるより賢くなれ" でした。

メンバーの半数以上が、
薬物のことで「意志が弱い」と、家族や周囲から言われた経験がありました。
では、意志が強ければ、薬物依存症はどうにかなるのか?

公認心理師の池畑さんは、ネズミの実験を例に出し

「本来ネズミは、敵に見つからないよう暗がりを好む習性があるけど、
 明るいところで薬物を与え続けると、明るい場所に出てくるようになる。

 本能を超えてくるような強烈な回路を脳につくるから、
 意志の強さだけで、回復しようとするのは難しいんですよね」

意志の強さよりも、賢くなること。IQのことでは、ありません。
薬物を使用したくならないよう、安全に生活するための知恵を知り、
それを実生活で、コツコツ実行していくことです。


自分の場合はどうか。考えながら書いていきます

久しぶりのワークでしたが、考えながら、意見交換をしながら
真剣に取り組んでいました。


2020年6月6日土曜日

マスクの棋士、つどう


6月5日、将棋大会が行われました。



患者さんたちは、マスクの棋士となり、いざ勝負。
しょうじき、マスクをする必要もないくらい、静寂な時が流れます。。。






会場は、パチ、パチ、と駒をさす音だけが響いていました。
表情も、真剣そのもの。

リーグとトーナメントを勝ち上がった2人による決勝戦では、
下の写真のように、人だかりができていました。

ギャラリーが見守る中で、決勝の対局



優勝したのは、王者Aさんでした。
「毎回勝ってるから」と余裕のコメントをいただきました^^

2位のBさん
「最初は、いけるかな~と思ったけど、じわじわやられた。
 初めて対局したけど、やっぱりAさんは強いです」

大会のあとは、つめた~い缶コーヒーで、クールダウン。
しずかに、ホットな、将棋大会でした。



2020年6月1日月曜日

回生農園だより ~イモの苗つけ~


みなさんこんにちは。
今日から6月、梅雨の季節ですね。

5月30日、園芸作業の時間に、回生病院でイモの苗つけを行いました。

畝(うね)にたっぷり水をふくませたら
手のひら分くらいの間隔をあけて、苗を差して
しっかり丁寧に、土をかぶせます
なんだか、苗しなしなだけど、大丈夫か?


苗のしんなり具合が、個人的にとても気になったので、
趣味の農業歴45年の患者さんに聞いてみたところ

「うん、この苗の葉は、枯れるね~」

え~~~!!

「で、いったん枯れて、別の葉が出てくるんよ」

なるほど。。
例年、秋にはわしゃわしゃと畑を覆いつくすほどつるが伸びてますもんね。

11月のいもほりが、はやくも待ち遠しいです。


苗つけのあとは、トマトの支柱への誘因作業もみました。


横に広がったトマトの苗木を、支柱に結び付けます。
はやくも青い実がなっていました。かわいい

トマトの苗木を触るたびに、さわやかなトマトの香が漂います。
ヘタを取ってトマトを洗うときに感じるあの香です。


いまが旬のソラマメもたくさん実をつけてます!
スーパーで買うのとは、緑の濃さが違う!

回生農園には、ほかにも、ナス、きゅうり、ピーマン、にんじん、ごぼう
トウモロコシなど、夏野菜を中心に、元気に育っていましたよ^^


2020年5月29日金曜日

信頼の回復


とある患者さんが、ある日のスマープで
「いまは使っていないのに、家族から疑われる」と言っていました。


そのときに、臨床心理士の池畑さんが、このように説明していました。


「薬物やアルコール等の依存症の回復には順序があって

 体から薬物やアルコールが抜けると、まずは体の状態が回復していきます。
 つぎに、心の状態も、徐々に回復していきます。

 周りからの信頼。これが、最後の最後に回復します。
 一番最後で、時間がかかるものなんですよね」






体も心も、自分のものですので、回復の過程は、実感がともないます。

自分自身の回復と、家族や親しい人からの信頼の回復にかかる時間差に、
もどかしい気持ちを抱えている患者さんも、いらっしゃいます。

行動を疑われたり、監視されたり、制限されたり、それがもとで衝突したり、
反対に、疎遠になってしまったり、関係性が悪化して悲しい気持ちをしたり、
悩みやストレスを抱えている方も、いるかもしれません。


こうした葛藤は、依存症の回復の過程において、誰しも、起こりうることです。


まわりからの信頼については、相手があってのことですので、
直接、どうにかすることはできません。


ですが、あなたが歩みを止めない限り、いつかは少しずつ回復していくものです。

回復の道を着実に歩んでいるということを、大切な人に示す行動として、

・通院や服薬をつづけること
・自助グループ等に参加すること

これらは、とても有意義な方法です。
こうした「行動」は、言葉よりも分かりやすく、相手に伝わります。


もしも、家族や親しい人との関係に、思い詰めてしまうようでしたら、
「信頼の回復は時間がかかって当然のことだ」と、
フラットな気持ちでいるようにしてください。
(関わるのがつらいときは、可能ならば、少し距離を置きましょう)


そして、そんなときだからこそ、投げやりになることなく、
自分のいまの頑張りを、認めてあげてください。


2020年5月20日水曜日

コロナ禍で気づけたこと

 
みなさんこんにちは。
いつの間にか、気づくと、5月も後半ですね。

私事ですが、幼児を子育て中です。
緊急事態宣言後は、保育園が休園となり、夫と勤務を交代しながら、
1か月間、子どもと向き合っておりました。


~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~


コロナの影響で、わが町の保育園も、とうとう休園となった。
こんな風に、ずっと一緒の時間を過ごすようになるなんて、
まったくの想定外だ。


とりあえず、みそ汁の味噌当番をお願いする。
これは、子の朝の日課になった。


公園にも行けない、買い物にも連れていけない、友達とも遊ばせられない、
コロナを無自覚に移すおそれがあるから、ジジババにも会わせられない。

よって、部屋で、マンツーマン。

日中、子ども以外としゃべらず過ごす。
なんか、孤独。大人としゃべりたい。さみしい。

ん? この感じ、デジャヴ!
コロナよりも前に、味わったことあるぞ。

あ、育休中のわたしだ。


もちろん、あの頃とは、状況も違うし、毎日ではない。
わが子はネンネではなくなり、歩いてしゃべって踊るようになった。

だけどだけど、子どもの遊び(たたかいごっこ)に付き合って、
いないいないばあっ!に頼りながら3食つくって、
いつもと違う環境で、ストレスをぶつけてくるわが子を受け止めて、、、

自分が製造責任者なのに、、ぶっちゃけ、しんどい(泣

家事能力や育児能力のへっぽこさを痛感する。


のりでべたつくのが嫌だったのかな、
気づいたら、私一人でしていたちぎり絵。。


そして気づく。保育園の偉大さに。

先生方に、どれだけ助けてもらっていたか。

3食のうちの1食を、バランスよくおいしい給食が担ってくれていたから
平日の夜、しんどいときは手抜きでもいいかな、と甘えられたし、
気づけばわが子は、好き嫌いの少ない子に育ってくれた。

日中も、たくさん外で運動させてもらっていたから、
夜も電池が切れたようにぐっすり寝てくれたし、
山の上り坂で、追いつけないほど走れるようになった(親の運動不足説)。

パジャマのボタンをとめられるようになったのも
歯磨きのフリではなく、右左上下と、フォームがさまになってきたのも
自分より小さい子の頭を、ガッと持たず、やさしくなでられるようになったのも

保育園で先生に導いてもらったり、友達と切磋琢磨した結果だ。


保育園には、感謝しかない。

風邪にかかって、健康のありがたみに気づくように。
コロナ禍でいろんな制限が起きたから、普段、いろんな人に支えられて
子どもを育てられているということに、気づけた。

そんな、1か月間だった。



休園措置解除となった今、保育園に、子どもをお願いすることになった。
先生方も、リスクをかかえて、精神をすりへらしながら、支えてくれている。

子どもたちが、コロナにかかってしまわないよう、
先生方のリスクを増やさないよう、私たち親が、経済活動を続けられるよう
これまで以上に気を引き締めて生活しようと、あらためて思う。



コロナ感染症の最前線で戦う医療職の方々はもちろんのこと、
保育士の方々、介護職の方々、宅配業者の方々、
生活を支えてくださっているすべての方々に
ほんとうに、ありがとうございます。


2020年4月10日金曜日

さっそく実食!

 
みなさんこんにちは。
昨日、作業療法活動の一環で、園芸メンバーがタケノコ掘りをしました。

帰り道、私はいっしょにきていた別のスタッフさんと、わらびとりをしましたよ。

奥に見えるのが、当院の建屋。

これがわらびです。
こんなにとれました!

収穫したタケノコの行く末が気になり(←食い意地)
見に行くと、作業療法室イチの料理上手である事務スタッフIさんから

「そのわらび、ほしい! タケノコと煮るから」

とのことで、できた煮物を食べさせてもらう撮影させてもらう条件で、
採れたてのわらびを、Iさんに託しました。


わらびもタケノコも、あくがあるので、たけのこは皮と共に水煮、
わらびは洗って重曹であく抜きします。


あく抜きが終わったタケノコとわらびを、食べやすい大きさに切るのは
作業療法室イチの愛妻家・治部田先生。

Iさんから指導を受けつつ、さくさくと切っていきます。
さすが、奥さんのリクエストに応えて手料理をふるまってるだけありますね。


味付けは、シンプルに三温糖とめんつゆ。素材のうまみに任せます。

そして今日!
手前、Iさん(はずかしいので顔隠します💦)

かんせいですっ!

作業療法室にきたら、いい香り。

コロナ対策で、ちょっと離れてすわりました

タケノコ掘りメンバー、みんなで「いただきます」


「えぐみもなくて、ほくほく^^」
「甘くておいしい」

あっという間に間食でした。

ごちそうさまでした♪


世の喧騒とは関係なく、春はいつもどおり、ほっとする味を運んでくれました。


2020年4月9日木曜日

裏山で

 
みなさんこんにちは。

今日は、当院の敷地にある竹林にて、
入院患者さん数名と、あるものを掘りました。

これ、なーんだ!


これならわかるかな??


正解は、そう、タケノコです。


当院の裏に、こんな竹林があるんですよ!

なんというか、みんな、夢中です。

タケノコ掘るの、楽しいんです


大きいのから小さめのまで、まずまずの収穫でした


収穫の喜びは、たべる喜びでもありますから^^
どうやって食べたいですか?

「刺身で食べてみたいね~」
「焼いたりとか…」

うんうん。どれもおいしそう。

今日はあく抜きして、食べるのは明日。楽しみです♪



2020年3月31日火曜日

花ぐもり




くもりがちな天気のことも、粋な言葉に変えてしまう桜のすごさ。

きっと、来年も、ちゃんと、咲いてくれることでしょう。
来年のこの時期を楽しみに、今年は、おうちで過ごしましょう。


#おうちで過ごそう

2020年3月25日水曜日

スマープ、ラスト

 
みなさんこんにちは。

卒業式シーズンですね。
当院でも、明日子どもさんが卒園式を迎えるというスタッフがいます。
コロナの影響で、式の縮小はあるようですが、
節目であるには変わりなく「明日は絶対泣く!」としみじみ言っていました。


卒業、といえば
今日のスマープを最後に、いったん一区切りのメンバーがいます。
(スマープってなんぞや? という方は コチラ

スマープは学校とは違い、今後もいつでもウェルカムなので、
卒業といってしまうのは、ちょっと違うのかもしれません。

定期的に通ってくださっていたことを考えれば、
かぎりなく卒業に近いのかな、とも思います。

スタッフ間で、何かしっくりくる言い方はないか考えて、
「スマープの休眠期に入った」ということにしよう、となりました。

言葉ひとつのニュアンスの問題なのですが、
それほど、このAさんの ”休眠” は、スタッフにとって、感慨深いのです。

スマープにこなくなった方は、ほかにもいますが
症状が安定していて、次のステップに移るために休眠する、
という方は、Aさんが初めてとなります。


また、Aさんは、H29年7月のスマープ開始以来、
ずっと通ってくださっていた初期メンバーのひとりです。

コツコツと、誰よりも多く回数を重ね、スマープを支えてくれました。


スマープに通い始めた当初は、「薬物を使いたくてきつかった」そう。
気持ちの波も、大きく揺れ動くこともあったようです。

でも、いつからか、スマープで仲間ができ、
薬物を使いたいと思う頻度が減っていき、心も安定してきました。


そんなAさんに、目標ができました。子どものころからの夢だそうです。

その夢をかなえるための準備に入るため、今回、スマープの休眠となりました。
スマープは休眠とはなりましたが、通院は今後も続けるとのこと。


夢の道のりは、私には想像はつきませんが、きついこともあるでしょう。
メンバー・スタッフ、誰が見ても、まじめで頑張りやなAさん。
疲れたときは、すこし休憩しつつ、ご自分のことも、いたわってほしいです。


blogのタイトルの「ラスト」
最後 という意味が有名ですが 続く という意味もあるんですって。

スタッフは、いつでも、Aさんを応援し続けます。
スマープに顔を出したくなった時は、いつでも、ウェルカムですからっ!

Aさん、スマープを長い間支えてくださり、ありがとうございました。
また今度、夢の続きを聞かせてくださいね^^


2020年3月23日月曜日

0.5分咲き

 
普段、ノロノロ亀更新な 回生ほっとなう ですが、
当院のサクラの開花具合を、かなり刻んでお伝えしています。



こちらが、先週木曜日のつぼみ(3/19)。
まだ緑色をしています。



こちらが、今朝のもの(3/23)。
(アングルは少しずれていますが、だいたい同じ位置です)

つぼみも大きく膨らんで、紅色になっていて、とってもキレイ。



全体的には、まだ、チラッ ホラッ というとこでしょうか。
ぱっと見、まだ一分咲きにもなってない感じです。

思っていた以上に、開花は進んでいませんでした。
週末の三連休はとても暖かかったので、意外に思ったのですが
その分、長く楽しめそうです^^


当院は建屋がかなりアレなのですが(あえて伏せてみました)、
1年のうちのこの時期だけは、文字通り、外観がとても華やぎます。

今週末は、お花見日和かもしれませんね。


2020年3月19日木曜日

花だより ~いっぷくの清涼剤~ ※追記あり


みなさんこんにちは。
blogが少しあいてしまいましたが、いかがお過ごしでしょうか。

コロナウイルス感染症のために、
お亡くなりになられました方、ご家族には、お悔やみ申し上げます。

また当院でも、コロナウイルス感染予防のため
面会制限があったり、場合によって面会自体をお断りすることもあり、
皆さまにはご心配・ご迷惑をおかけしていますが、ご協力感謝いたします。


国内でコロナウイルスが問題になりだして、1月以上たっています。
そろそろ、みなさん、”コロナ疲れ” していませんか?

暗いニュース、自粛ムード、外出時は気を張って、、、
ストレスや疲れもたまっている方もいらっしゃると思いますが、
そんなときは免疫が落ちがちです。

免疫が落ちると、感染症への抵抗力も弱まりますので、
人込みではない屋外をすこし散歩するとか、軽いストレッチをするとかしつつ
なるべく平常心で、生活しましょうね。
(こまめな手洗い、水分補給を忘れずに、無理は禁物です)



さて前置きが長くなりましたが、明るい話題を。
自然は、”いつもどおり” 季節を重ねているようです。

あと数日で、ほころんできそう。

こちらは、当院のサクラ。つぼみがちゃんと、ふくらんでいます。
あたりまえのことなのでしょうが、今年は、ほっとします><

まだ、固く閉じていて、赤みもおびていませんが、
今日みたいな気持ちの良い日が続けば、ぐんと準備も進むはずです。
せっかくですし、つぼみを探して、てくてくお散歩、なんてどうでしょう?



心の底から、こんなにサクラ咲く日を待ち遠しいと思ったのは、
2011年以来かもしれません。

ただ、咲くだけなんだけど、、、、
私たちを、日本中を、元気づけてほしい。


※ここから追記

夕方になって、外来職員さんから
「Sさん~、桜さいとぉよ!」

えぇ! 朝咲いてなかったのに!
教えてもらった先には、ひとつだけ、ぽつっと。




さ、咲いてるや~ん♡♡♡

明日からの3連休の間に、開花が進むことでしょう。
月曜日が待ち遠しいです。

※追記おわり



最前線で戦っている人たち、ありがとう!
収束する日は絶対にくると信じて、一日一日を、元気にすごしましょう^^



2020年2月3日月曜日

鬼はそと~♪ 福はうち~♪

 
息子が、最近よく口ずさんでいるのがこの歌。


鬼はそと~♪ 福はうち~♪
パラッパラッパラッパラッ まめのおと~
鬼は~ こっそり にげてゆく~♪


ここのところ、雨や曇りが続いていましたが、今日は節分日和でした。

作業療法の先生や病棟スタッフ、また年男の患者さんが鬼や福になりきり
外まき用の豆をつかって、グラウンドで豆まきを行いました。

パラッパラッパラッ♪ じゃなく、バチバチバチ~ッ!
写真の右に鬼(病院スタッフ)。みな嬉々として豪速球!
つわものどもの夢のあと…


邪気も払いきったところで、体の中に福をとりこみます。

福① 香ばしい「いり大豆」。

福② 体の中からあったまる「豚汁」

豚汁は、白菜、しいたけ、豚肉、厚揚げ、にんじん、ごぼう、里芋、ねぎ、大根…
とっても具沢山。しいたけ、ごぼう、里芋は、回生農園でとれたものです。
とくに、収穫して土の中で寝かせていた里芋は、ほっくほくでした^^

大釜でつくるから、味が馴染んでおいしいんです!

はふはふ言いながら、いただきました。

さて、豆まきにつかう豆が、いってあるのは何故かご存じでしょうか。
「食べてもおいしいから」。はい、それ正解!

…と言いたいところですが
「魔(マ)の目(メ)を射る、という語呂合わせから」
「魔(マ)の芽(メ)が出ない(発芽しない)ようにするため」
などと、言われているようです。


まぁでも……、おいしいですよね。

今日は私も、家族で豆まきをしたいと思います^^


あらためまして、よろしく♩

  みなさんこんにちは。 回生病院のブログは、2011年に開設して以来、ずっとココログで投稿を続けていましたが、2019年4月より、こちらのBloggerさんにお世話になることになりました。   過去の記事は、2011年3月~2019年3月までの分は、これまでどおり、 コ...