★新型コロナ 制限解除

新型コロナ感染症予防のため、対面での面会を中止させていただいております。
リモート面会を導入しましたので、ご検討ください。詳しくは コチラ

2022年4月26日火曜日

レポート「つながりの輪」 椛島敬行さん(e-lifeシエロ)

  

きっかけは、ある職員からのお誘いでした。

「弟が作業所を立ち上げたので、見学にきませんか?」

ぜひ行きたい!

どうせ行くなら、退院した患者さんたちが地域で生活するときに、どんな場でどんなサポートを受けているのか、どんな人がどんな思いで仕事をしているのか、記事にしてみたい!

ということで、行ってきました~。



訪れたのは須恵にある就労継続支援B型(※)「e-lifeシエロ」。作業療法士の椛島敬行さん、ソーシャルワーカーの田中隆奨さんが共同で代表を務め、今年2月にオープンしたばかりです。

この日は3名の方が作業中。許可をいただき、お邪魔にならないように写真を撮らせてもらいました。箱づくりの作業で、軍手が箱の色に染まるほど熱心に取り組んでおられます。

休憩中にお話を伺うと「代表の椛島さんとは、(病院勤務時代から)15年の付き合いになりますね。ほとんど毎日きています」と笑顔。まだ通い始めて2週間の方は「前からきているかのように慣れました(笑)」。

スタッフさんはとてもやさしい雰囲気で、まったり腰を落ち着けたくなるような居心地の良さでした。


就労継続支援B型障害や難病などがあり、雇用契約に基づいて働くことが難しい方に、軽作業などをとおして生産活動に携わる機会を提供したり、働くうえで必要な知識や能力を身に着ける訓練や支援を行う福祉サービスです。年齢制限や利用期間の制限はなく、自分のペースで働けます。また、訓練をとおして能力の向上をはかることで、就労をめざすこともできます。


地域にもっと専門職を

シエロ代表の椛島敬行さんにお話を伺いました。

椛島さんがシエロを立ち上げたきっかけは、15年働いた病院で患者さんと関わっていくうちに芽生えた“その人が病院を出た後の、その先の人生にもっと深く関わっていきたい”という思いでした。


長い人生のうちで、医療施設を主たる生活の場にするのは、ほんのいっとき。

「地域で暮らす人が増えているいま、その地域で支える専門職の手が足りない。そう感じました。専門的に患者さんとかかわり『障害特性をきちんとわかっている』人間が、もっと地域に増えていかなければ」


同じく病院でソーシャルワーカーをしていた田中さんと、共同代表としてタッグを組み、動き出したシエロの活動。でも、職種の専門性には自負があっても

「経営に関してはド素人だったので…利用者にどんな支援をすればいいかはわかっても、提供する“仕事”を集めることに、最初のうちはとても苦労しましたね」

利用者に支払う工賃を確保するために、最初は妻のママ友の伝手から始めたというお仕事探し。最近では、先輩作業所に仕事の提供先を紹介してもらえ、少しずつ利用者さんに提供できる仕事が増えたり単価があがってきたりと、充実してきたそうです。



その人に寄り添い、背中を押せる場所でありたい

強みは、椛島さん自身が作業療法士であることで「一人ひとりの特性にあわせた働きかけができること」といいます。

実際、シエロの利用者さんが抱えている障害は身体障害、知的障害、精神障害など幅広く、また一人ひとりの声にあわせて、余暇やリハビリの活動に重きをおいたり、就職訓練の一環としてパソコンを使用したりと、その人にあわせた活動を行っています。


椛島さんが、いちスタッフとして嬉しい瞬間は「ここにきてよかった」「楽しかった」「人から、ここほどいい支援をしてくれるところはないよと言ってもらえたよ」など、利用者の方の声を聞いたとき。

私も利用者さんにお話を伺って、作業風景をみて、歩き出したばかりの施設とは思えない、落ち着いた穏やかな時間が流れているなと感じました。


これだけはブレずにいたいと語るのは『利用者の方の抱え込みはしない』こと。ずっとここに通いたいという人もいれば、いつかは外に出たいと思う人もいる。

「利用者の方の目標が就労だったら、いずれその人のやりたいこと、行きたい場所にチャレンジしていけるようにサポートしていきたいです」


ここまでと線引きせずに、その先の人生に寄り添って、背中をそっと押してくれるサポーターが地域にいてくれる。患者さんにとってもご家族にとっても、われわれ医療の現場にいる者からも、心強いです。




看護師である椛島さんのお母さんは、スタッフとしてシエロを支えています。お母さんの趣味は手芸だそうで、パッチワークや雑貨制作など、その腕前は趣味の域を超えています。こうした技術をもちいて、手芸に興味のある利用者さんにミシンの使い方を教えたり、余暇や趣味の延長としての活動にも力を入れて、女性の利用者さんからも興味をもってもらえているのだとか。



【コロナ禍終われば】左はシエロの椛島さん(オトウト)、右は今回取材のきっかけを作ってくれた当院の看護師椛島さん(アニ)。二人とも、コロナが収束すればやりたいことは「旅行」。

コロナ禍終われば:Facebookの企画で、コロナに打ち勝った暁にやりたいことを語ってもらうコーナーです。




母は看護師、父は病院事務長という医療畑で育った椛島さん兄弟。

お互い、10代の頃は医療職につくつもりは全くなかったそう。「それどころか、若い頃は社会的に不適応をおこしかけた時期がありました。だからこそ、同じような境遇を経験した方の気持ちに寄り添える部分もあるので、あの時期は自分にとって必要だったと、いまは思います」

回り道してたどり着いた医療の道で、兄は看護師に、弟は作業療法士に。両親が真摯に医療に向き合う姿勢は、少なからず影響を与えていたのかもしれませんね。



*****


今回、病院を飛び出し取材をして再認識したのは、退院したら「ハッピーエンド」ではなく、患者さんの人生はその後も「つづく」のだということ。当たり前ですが、それからのほうが本番なんですよね。

当院も通院や訪問看護などでフォローをしつつ、他の施設や病院、行政など、あらゆる患者さんをとりまくサポーターとつながりながら、つづく人生を応援していきたいです。


回生ほっとなう&Facebookでは、こうしたつながりの輪にいる仲間たちのことを、少しずつ紹介していきます。ご協力いただける関係機関の方々、よろしくお願いいたします。

                                      


2022年4月22日金曜日

今年も春のエギングシーズンが来ました ~回生スタッフリレー日記18~

     

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回生病院では、令和2年5月から、Facebook をしています。

よりフレッシュな情報や小ネタ(?)を随時更新中。

チェックしてくださいね(^^)/ 

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回生病院ではたらくスタッフが、日々のことを思いのままに綴る、エッセイのような日記のような自分語りのコーナーです。今年最後になる第18回目は、病棟看護師の「Mさん」です(^^)/


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病棟で勤務させて頂いている看護師Mと申します。就職して早25年、回生病院で働きながら看護学校に通わせてもらい、また病棟では患者さんやスタッフの皆様にとても良くして頂き、本当に感謝しかありません。

 

回生病院のある宗像市は海に面しており、マリンスポーツをする人が沢山訪れる地域で、私も社会人になってから海釣りを始めました。根っからの不器用で釣りの腕はイマイチなのですが、頑張って仕事帰りに釣り場へ通っています。

 

春はアオリイカやコウイカが岸から釣れる時期で、3月~6月までエギング(疑似餌でイカを狙う釣り)が楽しめます。私は昨年、1.5Kgのコウイカを釣りましたが、上級者達の中には2Kgを超えるアオリイカを毎年のように釣っている人もいます。

 

今年の春イカシーズンは、生きたアジを釣り針にかけて泳がせ、そのアジを餌にしてイカを狙う、泳がせ釣りでアオリイカを釣るのを目標にしています。

 

残念なことに、私はイカアレルギーなので釣ったイカを食べることができませんが、家族や病院のスタッフの方達に新鮮なイカを食べてもらえるよう、今年も頑張って釣ろうと思います。

(写真は、釣り専用にカスタムした愛車です。これに乗ってイカ釣りにいそしんでいます)

 

 


2022年4月15日金曜日

給食だより9 エビ

    

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こんにちは、回生病院の給食課です。給食だよりでは、毎回ひとつの食材にスポットをあて、当院で実際にお出ししている給食のアレンジレシピと一緒にご紹介しています。

今回の主役は「エビ」です。

 

美容にも健康にもイライラ予防にも

エビといえば、食材としてはちょっと高価なイメージですが、かっぱえびせんやエビみりん煎餅など、風味をいかしたお菓子によく使われ、意外と身近な存在ですよね。

そんなエビ、低カロリー、低脂質、高たんぱくと、とてもヘルシーで、ダイエット中でもおすすめな食材なんです。

またエビに含まれているアスタキサンチンという物質は、ビタミンEの1000倍以上という強力な抗酸化作用があり、老化予防に一役買ってくれます。エビに豊富に含まれるカルシウムは骨を作る以外にも、イライラを鎮めたり、血が固まるのを助けてくれる働きもある重要な栄養素です。



捨ててしまいがちな殻やしっぽこそカルシウムが豊富。オーブンやフライパンで乾煎りして、ミキサーにかければふりかけに。香ばしいので、チャーハンや炒め物に隠し味で入れると、美味しくて栄養もとれます。

丸ごと食べられる桜エビなら、もっと簡単。カルシウムは、ビタミンDやクエン酸と一緒に摂ると吸収率UP。桜エビをビタミンDの豊富なシイタケのお吸い物に入れたり、酢の物に入れるといいですよ。

 

今回のレシピは患者さんやドクターからも好評のメニュー、エビのオイスターソース炒めです。

写真:3/31昼食より

<エビのオイスターソース炒め> 


【材料】4人分

・エビ(当院はバナメイエビ使用)12匹

・豚肉 120g

・キャベツ 1/4玉

・もやし 120g(1袋の半分)

・ピーマン 1個

・サラダ油

・にんにくチューブ 1.5~2cm

・ショウガチューブ 1.5~2㎝

・塩 小さじ1/2弱

★オイスターソース 大さじ1

★ごま油 大さじ1弱


エビの下処理用

◎片栗粉 大さじ2

◎塩 小さじ1/2


【レシピ】

1 キャベツは4cm角に切り、ピーマンは縦に5㎜幅で千切りにする。豚肉は5cmほどの長さで切っておく。

2 エビは殻をむき、つまようじなどで背ワタをとって、◎をふりかけてよくもみ、流水などで洗い流してキッチンペーパーで水けをふきとる。

3 フライパンにサラダ油を弱火で熱して、にんにく、ショウガを香りが出るまで炒める。

4 香りが出たら、中火にして豚肉とエビを入れ、火が通ったらキャベツ、もやし、ピーマンを入れ塩を加える。

5 野菜に火が通ったら、最後に★を加えて軽く炒めたら出来上がり。


【ポイント】

レシピ②のエビの下ごしらえは、臭みがとれエビがぷりぷりになるので、ちょっと手間ですが省かずに行ってください。

当院ではニンニクとしょうがは生のものを使っていますが、レシピでは便利なチューブにしました。生しょうがはすりおろし、ニンニクはみじん切りにして使うと本格的に仕上がりますよ。

2022年3月25日金曜日

Brand new stage  ~回生スタッフリレー日記17~

    

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回生病院ではたらくスタッフが、日々のことを思いのままに綴る、エッセイのような日記のような自分語りのコーナーです。今年最後になる第17回目は、病棟看護師の「ぐっさん」です(^^)/


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 みなさん、おはこんばんにちは!! どーもぐっさんです!!

Fさんよりバトンがまわってきたので快く受けさせていただきました!!

実は、回生フェイスブックの隠れファンで、更新したらしっかりチェックするレベルです(笑)このコーナーもとても大好きで、いつか自分にまわってこないかなぁと思ってて、今回こういうお話をいただいて、とても嬉しかったです。

前置きがムダに長くなりましたが、本題に入らせていただきます。

私自身、前回フェイスブックに登場したのが看護学校を卒業した時で、そこから丸1年経過して、昨年の4月から准看護師として勤めさせていただき、実際に看護師としての立場で患者さんとの関わり方や介入する部分での難しさ、新しい環境でのとまどいもありましたが、周りの先輩方が優しく丁寧に教えてくださるので新しく覚えることの楽しさ、もちろん大変なことはたくさんありましたが、とても充実した准看護師1年目でした。

最後に、私事ではありますが最近やっと車の免許を取得することができました。時間はだいぶかかりましたが、周りの方々の声かけ、後押しもあり無事(?)取得できました(笑)

看護も車も初心者の私ですが、いつまでも初心を忘れず、何事も前向きに取り組んでいきます。また、来月からは新年度になりますので、新たなstageにあがれるよう頑張ります!!

ムダに長文になっちゃいましたが、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

 


2022年3月18日金曜日

給食だより8 小松菜

    

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こんにちは、回生病院の給食課です。給食だよりでは、毎回ひとつの食材にスポットをあて、当院で実際にお出ししている給食のアレンジレシピと一緒にご紹介しています。

今回の主役は「小松菜」です。

 

日常的に食べたい、高栄養食材

鉄分の多い野菜といえば、ほうれん草が有名ですが、そんなほうれん草をしのぐ鉄分の量を誇るのが、小松菜。

カルシウムにいたっては100gあたり170mg含まれており、牛乳の100mlあたり110mgよりも多いのです。また、抗酸化作用を持つβカロテンや、ビタミンCも多く含んでいて、あまり目立つ存在ではないものの、隠れた高栄養食材なんですよ。


小松菜に含まれている鉄は、肉などに含まれているものよりも吸収率が低いので、動物性のタンパク質やビタミンCなどと一緒に摂ると、吸収が良くなります。

次にご紹介するレシピは、タンパク質が豊富な牛乳と小松菜という相性の良い食材を組み合わせており、優しい味で患者さんから人気のメニューです。ぜひ作ってみてくださいね。

 

写真:3/11昼食より

<元気スープ> 


【材料】4人分

・小松菜 1束(約200g)

・玉ねぎ 1個

・ベーコン 50g

・マーガリン(バター) 10g

・コンソメ 2個(10g)

・水 500〜600ml

・牛乳 120ml

・塩コショウ 適量


【レシピ】

1 小松菜は洗って3cm幅に切り、玉ねぎは縦半分にして5mm幅で薄切り。ベーコンは1cm幅で切る。

2 鍋を弱火にかけ、マーガリンを溶かしたら、ベーコンと玉ねぎを入れ、玉ねぎに火が通り透き通るまで炒める。

3 水とコンソメを加えて中火で煮込む。沸騰したら牛乳を加え、温まったら小松菜を加える。小松菜に火が通ったら、塩コショウで味を整えて完成。


【ポイント】

小松菜はほうれん草と違いアクが少ないので、下ゆでする必要がなく楽です。当院では、水の代わりに鶏骨をゆでた鶏骨スープを使っていますので、鶏ガラスープの素を隠し味に使っても。その場合は、スープの素には塩分が含まれているので、塩コショウは適宜調節してくださいね。

 

給食だよりに、初のつくれぽが届きました♡

ペンネーム:スーパー心理士さん作成。

「あっという間に完成しました。手が込んでいないのに美味しいのがいいです。また作りたいですね」とのこと。

ありがとうございました\( 'ω')/



2022年2月25日金曜日

新生活 ~回生スタッフリレー日記16~

     

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回生病院ではたらくスタッフが、日々のことを思いのままに綴る、エッセイのような日記のような自分語りのコーナーです。今年最後になる第16回目は、病棟看護師の「Fさん」です(^^)/


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文を考えるのが苦手なのでスタッフリレーが回ってきた時はどうしようと思いましたが、自分らしく自分の文で書きます。よろしくお願いします。

回生病院に入職して5年目。この5年間で看護学生から准看護師、病棟での看護業務、たくさんの経験をさせてもらいました。

その中でも昨年、人生の一大イベント、そして憧れであった「結婚」をする事になり、幸せいっぱいの1年となりました。そしてすぐに新しい命をさずかる事になり、最初はどうなることやらと不安でたくさんでしたが、お腹が大きく、また胎動を感じる度、愛おしく、またより幸せを感じます。

惚気はここまでにして、回生病院にはたくさんの先輩方がいます。先輩方のアドバイスや経験を生かして今後の生活に役立てたいと思います。

妊娠周期が進む度、できる事が限られて、思うように動けなくてどうしようもない気持ちになることがありますが、「気にせんでいいよ!私やるから!」とたくさんの方々に支えられて感謝でいっぱいです。

まだまだ病棟看護師や周りの方々に甘えることが多くなりそうですが、精一杯頑張るのでよろしくお願いします。

妊婦生活ももうあと3カ月もなく終了。少しさみしい気もありますが、早く赤ちゃんに逢えるのを楽しみに、日々の生活を過ごしたいと思います。出産してからも大変な日々が続くと思いますが、それと伴い最大のいやしをもらえるよとたくさんの方に言われます。まだどのような生活になるのか想像もできませんが、その日が来るのを楽しみに待とうと思います。

ほぼ惚気のような文になってしまいましたが、最後まで読んでくれてありがとうございました。

(写真は、胎動を確認中のお姉ちゃん。以前は夫に懐いていたのに、お腹に赤ちゃんがきてからは、私のお腹を守るようにぴったり寄り添うようになりました。頼もしいお姉ちゃんです)

 



2022年2月18日金曜日

給食だより7 キャベツ

    

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こんにちは、回生病院の給食課です。給食だよりでは、毎回ひとつの食材にスポットをあて、当院で実際にお出ししている給食のアレンジレシピと一緒にご紹介しています。

今回の主役は「キャベツ」です。

 

胃にやさしくてビタミンCも豊富

年中みかけるキャベツにも旬があり、もうすぐお目見えする春キャベツ(3~5月)は、柔らかくてみずみずしいので、サラダに適しています。いま出回っている冬キャベツ(11~3月)は葉がしっかりして煮崩れしにくく、ロールキャベツ等の煮込み料理にうってつけ。



キャベツの代表的な栄養成分は、ビタミンU。耳慣れない名前ですが、別名のキャベジンと聞いたら、ピンとくる人も多いのでは。キャベジンは、胃酸の分泌を抑え胃の粘膜を保護したり、再生を促してくれる栄養素で、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の予防・改善に役立ちます。ビタミンCも豊富で、とくに外側の緑の強い葉っぱ(外葉)には、含まれるビタミンCが多いと言われています。できるだけ外葉もおいしく食べましょう。

ビタミンUもCも、水に流出しやすいので、サラダで食べたり、煮込みならスープも一緒に食べるといいですね。


今回のレシピでは、キャベツのさっと煮を紹介します。ベーコンとかつお節の旨味とキャベツの甘みが、心にも体にもやさしい箸休めに。

 
写真:2/10昼食より


<キャベツのさっと煮> 


【材料】5人分

・キャベツ 500g(半玉ほど)
・コンソメキューブ 1個
・ベーコン 50g
・サラダ油 適量
・かつお節 小分け1パック(約5g)
・塩 少々
・水 200~300mlほど

【作り方】

1 キャベツは5cm角くらいでざく切りにし、ベーコンは1センチ幅で短冊切りにする。
2 鍋にサラダ油を熱し、ベーコンを軽く炒める。
3 ②にコンソメと水を入れ、沸騰したらキャベツを入れ火を通す。
4 キャベツがほどよい固さになったら、火を止めて塩で味をととのえる。
5 お皿に盛り(汁も)、上からかつお節を散らす。
 

【ポイント】

キャベツから水分が出るので、最初から水を入れすぎないようにします。キャベツは火を通しすぎると色があせてしまうので煮込みすぎに注意。黒こしょうを最後にふると、大人好みの味付けになります。旨味と栄養が溶け込んだ煮汁もいっしょに召し上がれ!

あらためまして、よろしく♩

  みなさんこんにちは。 回生病院のブログは、2011年に開設して以来、ずっとココログで投稿を続けていましたが、2019年4月より、こちらのBloggerさんにお世話になることになりました。   過去の記事は、2011年3月~2019年3月までの分は、これまでどおり、 コ...