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みなさんこんにちは。
いきなりですが、このたび、スマープの告知ポスターを作りました!
スタッフ間で喧々諤々(けんけんがくがく)議論を重ね、
ちょっとばっかりいい感じにできあがりました。
さわやかなイメージにするため、ブルーを基調にしてみました♩ |
さらに、スマープのことをちょっと詳しく説明するためにリーフレットも作成。
スマープのメンバーにも検閲してもらって、完成しました。
スマープの概要をギュッとしぼって作ったリーフレット。 |
この機会に、スマープの売りのひとつ、
自助グループ的側面について、お伝えしたいと思います。
薬物依存症は、薬物への耐えがたい欲求が生まれる脳の病気。
「やめるぞ!」と意志を強くもち続けることは、とても難易度が高いです。
はい、なので、強く意志をもつのはやめて……もとい💦発想を変えて
そもそも「強い欲求が出てくる状況をつくらない」ようにする戦法をとります。
「強い欲求が出てくる状況をつくらない」ためには、心身のバランスを整えること。
強いストレス ⇨ 心身のバランスをくずす ⇨ 使いたくなる ⇨ 使っちゃえ
ではなく
強いストレス ⇨ そっと降ろす ⇨ 心身のバランスを安定させる
とはいえ、、そんなに簡単ではないですよね。強いストレスは、とても厄介です。
とくに、薬物依存症の方がかかえるストレスのひとつに、”孤独感”があります。
家族や周囲とのつながりが希薄になることで生まれる寂しさ、
疑いの眼差しや理解してもらえない疎外感…
薬物からの脱却をはかる人の心には、いろいろなストレスがふりかかっています。
家族であっても、友達であっても、医療者であっても、
こうした孤独感の深いところまでは、理解しえないものです。
そこで活躍するのが、同じ経験をもつ「仲間の存在」です。
仲間がいることは自助グループの強みであり、スマープを例にしていえば
メンバー間で、共通して経験する「ストレスあるある」を出しあって、
「わかる!」と盛り上がったり、家族との軋轢を相談して解決策をねったりしながら、
ガス抜きをはかっていて、仲間の存在が、ストレス軽減になっているように見えます。
またメンバー間で、
欲求へのストッパーとしての役割を果たしあっているエピソードが、時折聞こえてきます。
長い人生、心のバランスはいつも凪(なぎ)ではなく、心がさざ波だつこともあります。
薬物を使いたいと思う瞬間は、それぞれにあるようです。
そしてそれは、
(薬物とは無縁の)家族や近しい人には、なかなかぶっちゃけて言えない気持ちです。。
そんなとき、安心して
「使いたいよ」
と言えて
「わかるよ。でも…やめとこうか」
と受けとめて返せる。
心の本音を言っても、怒られたり悲しまれたりすることなく、わかってもらえる。
これだけで、救われるときもあるそうです。
こうしたやりとりは、
経験者であり、ともに回復の道をすすむ人同士でしか成り立たない会話です。
医療者と患者さんの間には、簡単にはできない絆のようなものがあるから。
やめたいと思っている仲間の存在は、意義のあるものだと、スタッフは感じています。
スマープには、ほかの自助グループにはない利点もあります。
病院が主催することで「参加メンバーの心身の不調に気づきやすい」という点です。
集団精神療法の専門研修を受けた心理士・看護師が専任スタッフとして常駐するため
依存症からの回復の知識を共に学んだり、
精神状態が不安定になったときに、すぐに医療とつながることができます。
自助グループや、病院の力を借りることは、
回復の道のりを、よりよいものにする助けになるはずです。
もしも、薬物をやめたいと思っていて、
でも、自分ひとりで立ち向かうことに限界を感じている人がいるならば
\ スマープに参加してみませんか /