回生病院からのお知らせ

2021年8月2日月曜日

今年もポスター作りました♩

  

=============================

回生病院では、令和2年5月から、Facebook をしています。

よりフレッシュな情報や小ネタ(?)を随時更新中。

チェックしてくださいね(^^)/ 

=============================


こんにちは。

平成29年7月に開始したスマープも、この7月で満4歳となりました。

(スマープってなんぞや? という方は コチラ


4歳の子といえば、可愛いけど大変!大変だけど可愛い!なんのこっちゃ!

そんなスタッフの愛をこめて、5年目の記念にポスター第2弾を制作しました。

(第1弾のポスターは コチラ

 

読めば分かりますが、思いっきり方言丸出しです(笑)
 

 

ここだけの話、ポスターの本文ははじめ標準語にしていました。

試し刷りを見た、通りすがりの看護部長が、

おふざけで博多弁に言い換えながら読みひとこと

「あのさ、これ誰が見るん? ここ辺に住んどる人たちやろ?なーん気取っとん」

(あのですね、これは誰が見るのですか? この辺にお住いの人たちですよね? 何を格好つけてらっしゃるのでしょうか)

…はひ、確かに!

 

そこから、いろんな職員 をつかまえて に意見をつのり、

博多のみならず地元民の言葉を混ぜ込んで、完成させました。

スマープのスタッフだけでなく、多職種連携で制作したポスターですっ。

 

デザインも「ああでもない」「こうでもない」

= = = = = =

 

スマープのスタッフになって4年。

日頃メンバーと接して思うのは、

依存症の人が、いつもいつも薬物のことばかり考えているわけではなく、

私たちと何ら変わらない、ふつうの人だということ。

 

何もないのにいきなり薬物がほしくなるのではなく、

その前に何かしら、心に傷がついたり、穴が開いたり、隙間ができたりしていて、

穴や傷を埋めるための糊やバンドエイド代わりに、

薬物を使ってきた(使っている)人が多いということ。

 

薬物をやめてすぐの人の中には、これまで薬物が担っていた役割を、

何に求めればいいのか、途方に暮れてしまう人もいるということ。

 

これまでのスマープの中でも、そういった心の穴をどうするかをテーマに、

何度もメンバーと話し合ってきました。

これは、薬物依存症の方にとって、きっと永遠のテーマなのだと思います。

 

ポスターにあるように、特効薬や万能薬はありません。

でも仲間やスタッフといっしょに考えることで、

オリジナルの「穴の埋め方」を見つけられるかもしれない。

それを願って、ポスターを制作しました。

 

= = = = = =

 

こうしてできたポスターは、一等地である外来前の白い壁に貼りました。

営繕のスタッフが、草刈りで忙しい合間をさいて、

アクリル板でかっこいいポスター台を作ってくれました。

ほんとに、多職種連携で作りあげたポスターなんですよっ!

(大事なことなので2回ほど言いました)


外来ロビーの一等地です。


薬物を糊(のり)代わりに心をつないできた人が、

一人でも多く、薬物がなくても大丈夫になる日がきますように。

5年目のスマープも、よろしくお願いします。