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こんにちは。
平成29年7月に開始したスマープも、この7月で満4歳となりました。
(スマープってなんぞや? という方は コチラ )
4歳の子といえば、可愛いけど大変!大変だけど可愛い!なんのこっちゃ!
そんなスタッフの愛をこめて、5年目の記念にポスター第2弾を制作しました。
(第1弾のポスターは コチラ )
読めば分かりますが、思いっきり方言丸出しです(笑) |
ここだけの話、ポスターの本文ははじめ標準語にしていました。
試し刷りを見た、通りすがりの看護部長が、
おふざけで博多弁に言い換えながら読みひとこと
「あのさ、これ誰が見るん? ここ辺に住んどる人たちやろ?なーん気取っとん」
(あのですね、これは誰が見るのですか? この辺にお住いの人たちですよね? 何を格好つけてらっしゃるのでしょうか)
…はひ、確かに!
そこから、いろんな職員 をつかまえて に意見をつのり、
博多のみならず地元民の言葉を混ぜ込んで、完成させました。
スマープのスタッフだけでなく、多職種連携で制作したポスターですっ。
デザインも「ああでもない」「こうでもない」 |
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スマープのスタッフになって4年。
日頃メンバーと接して思うのは、
依存症の人が、いつもいつも薬物のことばかり考えているわけではなく、
私たちと何ら変わらない、ふつうの人だということ。
何もないのにいきなり薬物がほしくなるのではなく、
その前に何かしら、心に傷がついたり、穴が開いたり、隙間ができたりしていて、
穴や傷を埋めるための糊やバンドエイド代わりに、
薬物を使ってきた(使っている)人が多いということ。
薬物をやめてすぐの人の中には、これまで薬物が担っていた役割を、
何に求めればいいのか、途方に暮れてしまう人もいるということ。
これまでのスマープの中でも、そういった心の穴をどうするかをテーマに、
何度もメンバーと話し合ってきました。
これは、薬物依存症の方にとって、きっと永遠のテーマなのだと思います。
ポスターにあるように、特効薬や万能薬はありません。
でも仲間やスタッフといっしょに考えることで、
オリジナルの「穴の埋め方」を見つけられるかもしれない。
それを願って、ポスターを制作しました。
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こうしてできたポスターは、一等地である外来前の白い壁に貼りました。
営繕のスタッフが、草刈りで忙しい合間をさいて、
アクリル板でかっこいいポスター台を作ってくれました。
ほんとに、多職種連携で作りあげたポスターなんですよっ!
(大事なことなので2回ほど言いました)
外来ロビーの一等地です。 |
薬物を糊(のり)代わりに心をつないできた人が、
一人でも多く、薬物がなくても大丈夫になる日がきますように。
5年目のスマープも、よろしくお願いします。