回生病院からのお知らせ

2019年6月24日月曜日

ある日のスマープ ~家族との関係~

 
みなさんこんにちは。
回生病院では、毎月第2・第4水曜日に、スマープを行っています。
スマープってなんぞや? という方は コチラ


☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆


この日のスマープでは、”家族との関係” について、悩んでいる方がいました。
とてもストレスがたまっている感じでしたので、
テーマを急きょ変更、家族との関係について ディスカッションです。


Aさんは、薬物をやめて数年たっているけれど、
いまだに、使っているのではないか?と疑われて、険悪になった。
(プライバシー保護のため、要約しています)

とのこと。表情からも、やるせない気持ちが伝わってきます。

「あ~、分かる~!」

Bさんが、実感込めて共感の声をあげました。

この日、家族といっしょに暮らしているメンバーは3名いましたが、
3名とも、しばらく使っていないのに、疑われたことがある、とのこと。
 
実は、こういう悩みは、家族との関係”あるある”なんですよね。

疑われて嫌だった、というAさんですが、
家族がどうしてそう思うのか、について思いをはせる発言もありました。

話の流れから、同居家族がいるメンバーは、みな思うところがあるようで、
家族あるある大会に。

今度はBさんの悩みを聞いたCさんが、
「その状況でよくがんばったね」とねぎらいの言葉をかけました。

(こうして悩みを吐き出せて、共感されたり、認めてもらえたり。
 スマープの自助グループみたいな役割の部分なんですよね)


ふむ。
家族との関係は人それぞれですが、そこに「薬物」がからむと、
より難しくさせることがあるようです。

臨床心理士の池畑さんからは、家族教室というものがあるよ、と提案。
まずは、家族に薬物依存症の事をただしく理解してもらうと、
お互いにストレスをためることが軽減できるのでは、ということでした。
(家族教室については、また次回)

家族との関係って、簡単なようで難しいですね。
・・・私もときどき思います(汗