回生病院からのお知らせ

2020年9月12日土曜日

ある日のスマープ 〜ひたむきに重ねる日々〜

 

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回生病院では、令和2年5月から、Facebook をしています。

よりフレッシュな情報や小ネタ(?)を随時更新中。

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みなさんこんにちは。
回生病院では、毎月第2・第4水曜日に、スマープを行っています。
スマープってなんぞや? という方は コチラ


☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆


回生病院では、薬物依存症の方のための外来集団精神療法「スマープ」を行っているのですが、初期のころから通い続けているメンバーの一人が、このたび、60回目の参加となり、記念の表彰状が授与されました。

 

表彰
心理士の池畑さんから表彰状の授与
 

受賞者のAさんは、いつも穏やかで、それでいてみんなを引っ張ってくれる心強い存在です。

 

コロナの関係でスマープが休止した期間を除くと、2回休んだきりで、

とくにH30年12月からは、雨の日も雪の日も、一度も休まずスマープに参加しました。

 

これまで、薬物のある生活が当たり前だったというAさん。

スマープに参加し始めてからの2年半以上、断薬期間を更新しています。

 

それだけ断薬しているAさんですが、

薬物への欲求が高まることは、いまだにあるそうです。

それでも

「やめたばかりの頃に比べたら、ずいぶん減ったよ」

と語ります。

 

薬物の強い使用欲求は、とてもつらいもの。

また、ゼロになることはありません。

 

でも、少しずつ、欲求が高まる頻度や度合いが、少なく小さくなっていくものなんだと、

Aさんの背中に、教えてもらっている気がします。

 

それは、まだ断薬を始めたばかりの人や、

薬物をやめる勇気がない人にとっては、希望の光です。

 

 

心理士の池畑さんは、この日のスマープでメンバーに、

「依存症は、一生付き合っていく病気。

 でも、先の見通しが立たなくて辛いなと思う日があるかもしれない。

 断薬期間はどのくらいでも構わない。

 たまに後ろを振り返って、これだけやめられている、

 と自分を認めてあげてほしい」

と語っていました。

 

Aさん、あなたの後ろには、

薬物から離れた時間が、これだけ積み重なっています。

これからも穏やかに、いっしょに歩いてくださいね。

 

2020年9月1日火曜日

リモート面会をはじめました!

 

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ただいま、新型コロナ肺炎感染予防策として、対面での面会を中止しており、

皆さまにはご不便・ご心配をおかけいたしております。。。


そこで、すこしでも、患者さんやご家族のご要望にお応えしたく、

このたび、ビデオ通話によるリモート面会を開始いたしました。


当院のリモート面会は、ご家族の方に当院にお越しいただき、

患者さんのいる病棟と、ご家族のいる面会室とをパソコンでつなぎ、

ビデオ通話機能をもちいて行うものです。


当院にとっては初めての試み。担当者も、知識ゼロからのスタートでした。

病棟とも何度か打ち合わせや聞き取りを重ね、わたわた(汗


最初はテストを兼ね、もうすぐ退院の患者さんと、

患者さんが入所する予定の施設の方に、リモート面会をしていただきました。

 

リモート面会風景
施設の方と。画面越しにはにかむ二人^^

段取りが悪く、準備に手間取ったりして、ご迷惑をおかけしましたが、

面会そのものは、うまくいったので「ホッ」。


ここ数日は、病棟での実際の運用について、試行錯誤し、病棟で説明会を行い、

スタッフ用のマニュアルやご家族向けのご案内チラシ等を作成。

  

案内チラシなど。チラシは受付にお声掛けください。


そしてこのたび、ご家族さまにもご利用いただけるようになりました。

 

本日も、ご家族と患者さんのリモート面会を行いました。

画面越しだと、患者さんは照れてしまうようでしたが、

ご家族からは「顔が見れてよかった^^」とのお声をいただきました。

 

ご家族さまには、当院にお越しいただく必要がございますが、

互いに顔をみながらお話ができますし、コロナ感染の心配もありません。

この機会に、リモート面会をご検討ください(^^)/

 


リモート面会について、詳細は コチラ