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「おめでとう!」「よかったね!」
胸にブートニアを挿した若者に、口々にお祝いの言葉が手向けられました。
3月5日、当院の4名の学生が無事看護学校を卒業しました。
写真はその一人、河口健人さんです。
卒業式を終えて病棟に戻ったら、あっという間に人だかりです。
わが子やわが孫のことのように喜ぶ職員に囲まれ、笑顔で記念撮影。
屈託なく、晴ればれとした笑顔の河口さんですが
”1年前の誓い”の日から、今日まで、努力の日々がありました。
なんでも諦めてきた過去
ほこらしげに卒業証書を手にした自分の姿。
1年前の今頃は、本人すら想像していなかったかもしれません。
本来、准看護師を目指す看護学生は、2年で修了を目指しますが
「僕は常に最下位の成績で、卒業試験でも欠点をとり、留年してしまいました」
思うように成績が伸びず、次第にやる気を失っていったという河口さん。
これまで何につけても「すぐに諦めてしまう性格だった」
ゆえに、看護師の道も諦めかけていたそうです。
河口さんの「諦めぐせ」に待ったをかけてくれたのは、
看護学校の先生やクラスメイト、職場の上司や同僚でした。
留年前、やる気のなさから、遅刻や居眠り、提出物を出さないなど、
問題行動もありましたが、
「もう信じて応援してくれた人を裏切れない。
1年後は笑って過ごせるように全力でやりきろう」と胸に誓い、行動を変えていきました。
支えてくれた仲間に報いて
河口さんが気後れせずに3年目を頑張れたのには、
分け隔てなく気さくに接してくれた1つ下のクラスメイトの存在も大きかったといいます。
そして、全国模試で上位をとる優秀なクラスの仲間に引っ張られるように、
めきめきと成績をあげていった河口さん。
次第に勉強が楽しくなり、1年前はD判定だった模試も、Aへと飛躍的に伸びたのです。
まわりの人のありがたみと、
諦めずにひたむきに取り組むことの尊さを実感した1年となり、
卒業式では、卒業生代表として、答辞を読む大役も担いました。
写真の卒業文集には、そんな河口さんの熱い思いがつづられています。
「文集を読み、涙ぐんでいた教員もいました」と、
看護学校の校長先生から嬉しいお便りが、当院にも届きました^^
「責任感のある看護師を目指したい」と抱負を語った河口さん。
4月からは准看護師として、患者さんと、より専門的なかかわりをしていきたいといいます。
尊敬する先輩はいますか?の問いには即答で
「病棟の上司である森本師長です!」
「嘘くさ~(照」 「ほんとですっ!」 |
「じゃ、さっそく即戦力として、KARP(当院のアルコールリハビリテーションプログラム)のスタッフメンバーに入ってね」
と、期待を込めた【圧】をかけられ、コントのようにアセアセしていた、
お茶目な河口さんなのでした^^