回生病院からのお知らせ

2021年4月30日金曜日

メンタル強い ~回生スタッフリレー日記6~

 

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回生病院ではたらくスタッフが、日々のことを思いのままに綴る、エッセイのような日記のような自分語りのコーナーです。第6回目は薬局の「Nさん」です(^^)/


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ひょんなことから日記の当番が回ってきてしまいました。

駄文となりますがお付き合いいただけると幸いです。

鬼滅の刃がブームとなってしばらく経ち、一時期よりは落ち着いてきたのかなと思っておりますが、我が家では長男次男がまだまだ大はまりしております。

あれやこれやと鬼滅グッズをせがまれる中で、特に喜んでくれたのが靴下でした。

5種類ほどのセットでそれぞれに主要なキャラクターが描かれているものです。

長男はその靴下を履くことはほとんどないのですが、次男坊は大喜びで毎日履いているようです。

そんな次男坊はなかなか頑固な性格で、少し寝癖があると幼稚園いやだ、スパッツが気に入らないと真冬でも履かないなど手を焼いているのですが、ある日から左右でばらばらの組み合わせでその鬼滅の靴下を履くようになりました。

案の定、幼稚園では「靴下ばらばらやんけ」と友達から指摘されているようですが、当人はそれが考え抜いたベストの組み合わせと確信しているようで意に介しません。

俗に言うメンタル強いな、というものでしょうか。

メンタルが強い状態になるにはそれなりにそのことについて熟慮したり、知識や経験、鍛錬を下積んだりしている必要があると思います。

次男坊も考えを何度も何度も重ねて、鬼滅への理解を深め、そして周りの意見に動じない境地にいるのでしょう。

かくいう私も昨年、禁煙に失敗しましたが、何度となく失敗した経験をもとに家族からブーイングを受けながらもメンタルを強く保ち、たばこを吸い続けているという状況であります。(本数は減りました。)

おわり

 

 


2021年4月23日金曜日

人生の旬は「いま」

 

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「スマープの現場を見て勉強したい」と直談判し、

”1日スタッフ”として、見学にきた新入職員、外来看護師の古野さん。

なんて情熱的な人なのかしら、と、興味津々話を聞きました。

 

新人オリエンテーションにて。
熱心にメモをとる古野さん


古野さんが看護学校に通い始めたのは30代後半。

40才で正看護師になり、認知症の方をケアする病棟や施設を経て、

このたび当院に入職しました。

 

人間嫌いだった


社会人になりたての頃は、動物看護師として働いていました。

子どもが好きという理由から、産科の助手も経験しました。

経歴を見ると、なるべくして看護師になったようですが、

当初、そのつもりは全くなかったといいます。

 

「当時は人間嫌いでした」と語る古野さん。

動物も子どもも好きだったけど

「飼い主さんや親御さんがいるので、人と接する機会はとても多かったですね(笑)」

 

ところが産科では、まわりの看護師から「あなたは看護師に向いている」と誘われます。

特に、よく泣かされていたコワイ先輩看護師からも言われたことが、胸に響きました。


「自分でも気づかないうちに、

人の看護をする準備はできていたのかもしれないと、今になって思います」


3年を学生として過ごす。

躊躇する古野さんの背中を押したのも、先輩からの

「長い人生の3年間くらい、たいしたことない」の言葉だったそうです。

 

人の温かみにふれた学生時代


一念発起し、看護学校に通い始めた古野さんですが、

ほぼ同時に体調をくずしてしまいます。

「学生時代の3年間は、とても苦しかったですね。人生の大きな転換点になりました」


勉強もしながら、どん底の体調と向き合う中で、自身も人にケアをされる経験をしました。

病気を抱える苦悩も、友人や周りの人に支えられケアされるありがたみも感じ、

つらかったけどシアワセな経験をしたと語る古野さん。 


「看護師になるにはとても苦労をしたし、遠回りもしたかもしれない。

でも無駄なことはなにもなかったと思います」


ケアされる側の立場が分かるというのは、

いまでは古野さんの強みになっているように見えました。

 

心理士の池畑さんにスマープのことを
質問している古野さん(左)


 

ちなみに♡

今回、当院に入職を決めたきっかけは Facebook なんですって!

「スマープの記事やスタッフ紹介の記事を見て、この病院に就職したいと思いました」

きゃー!もっと言って(/ω\)


理想の看護師像については、

慈愛に満ちたマザーテレサと、看護のハード面を整えたナイチンゲールを

足して2で割ったような看護師になりたいと語る古野さん。

 

「患者さんとのかかわりを通して、人として自分も強くなりたいと思っています」と、

はにかみながらこたえてくれました。