みなさんこんにちは。
コロナウイルス感染症予防のため、4月から休止していたスマープ。
6月から再開となりました。
当院のスマープは自助グループ的な意味合いもあるので、
先の見えない自粛期間(しかも不要不急の外出が禁止でしたね)に
参加者のみなさんの、心の状態が気になりました。
休止期間中は、週一度、メンバーへのフォローメールや電話で
「変わりはないですか」と、繋がりを保つようにしてきました。
それでも、やっぱり、顔が見え、いっしょに考えたりできるほうがいい。
スタッフは、スマープの再開を心待ちにしていたのです!
(鼻息荒くてすみません)
この日は、7人のメンバーが参加してくれました^^
お久しぶりの方や、はじめましての方もいて、にぎやかでした。
そんな皆さんをコロナの危険に合わせるわけにはいかないので
換気、適度な距離、消毒などを、徹底しましたよ。
もちろん、患者さんもスタッフもマスク着用です。
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いつもの2倍、机を繋げて、3密を避けました |
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喉を潤す飲み物&マスクでも大丈夫なアメをお供に |
スマープに通い始めて10回目となった方に、表彰状を授与。
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公認心理師の池畑さんから渡します |
「正直、ここまで通うとは思ってなかった~」と、はにかみます。
気づけば、10回。
休止期間もはさみつつ、通い続けてくれて、ありがとう。
さて、この日のテーマは "強くなるより賢くなれ" でした。
メンバーの半数以上が、
薬物のことで「意志が弱い」と、家族や周囲から言われた経験がありました。
では、意志が強ければ、薬物依存症はどうにかなるのか?
公認心理師の池畑さんは、ネズミの実験を例に出し
「本来ネズミは、敵に見つからないよう暗がりを好む習性があるけど、
明るいところで薬物を与え続けると、明るい場所に出てくるようになる。
本能を超えてくるような強烈な回路を脳につくるから、
意志の強さだけで、回復しようとするのは難しいんですよね」
意志の強さよりも、賢くなること。IQのことでは、ありません。
薬物を使用したくならないよう、安全に生活するための知恵を知り、
それを実生活で、コツコツ実行していくことです。
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自分の場合はどうか。考えながら書いていきます |
久しぶりのワークでしたが、考えながら、意見交換をしながら
真剣に取り組んでいました。